「錯視が紐解く視空間モデル」としまして下記のとおり開催いたします。
錯視のメカニズムを紐解くと,ヘリング錯視が示唆するように視空間が球体であることに気づく.視点から消失点までの距離を半径とする球体である.ここで視空間を単位球とすると,任意の点におけるスケールの観測性は,視線との偏角θの微分方程式で表される.この視空間モデルにより,直線的に動くロケットの弾道が楕円であることや,認知距離(距離感)の変化を確率として示すことができる.この視空間モデルは,リーマン球と異なり三次元方向に無限遠点(消失点)が存在する複素射影空間となる.
この研究のモチベーションは,錯視画像を用いて高齢者の画像認識能力を測定することであるが,せん妄のリスクから臨床研究の立案には至っていない.このように臨床試験はいつでも実行できるわけではなく,倫理的な観点から試験デザインが変形されることも珍しくはない.医療統計家は,このようにして収集されるヘルスケアデータの特性を理解し,因果関係を慎重に議論する必要がある.
講師: 西本 博之 氏(大阪産業大学 デザイン工学部 情報システム学科 教授)
テーマ: AI・データ利活用研究会 第69回
日時: 2024年05月17日(金) 講演 18:00-19:00 質疑 19:00-20:00
場所: オンライン開催
参加費: 無料
参加方法: Zoomウェビナーを用いたオンラインでの開催となります。
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アクセス: オンライン開催
主催校 | 大阪大学 |
開始日時 | 2024年5月17日(金) 18:00 |
終了日時 | 2024年5月17日(金) 20:00 |
場所 | オンライン開催(ホスト大阪大学) |
参加費 | 無料 |
アクセス | WEB開催:大阪大学 ホスト |
問合せ | mmds-ddrive@sigmath.es.osaka-u.ac.jp |